■カーヤ・オブライエン 男 /23歳(推定)
赤い髪に茶色の瞳という非常に目立つ風貌の美しい顔立ちをした青年。
『遺跡』と呼ばれるシステムを操るオペレータ(国家公務員のようなもの)だったが、1年前に操作中の事故で能力を失い遺跡を降りる。
きわめて明るい性格で個性が強く服装も一風変わったものを好む。
それ故まわりからは”女男”などと言われ放題だが、本人は一向に気にしていない。
陽気で楽天的なところが個性の強さをカバーしているため、街では割と人気者だったりするようだ。
現在は居酒屋に住み込んで遊び半分で働いている。
■ルチア・クレイヴァン 女 /17歳
短くした黒髪と金の瞳を持つ小柄な少女。
とある反発組織に身を寄せていたが、数年前にリーダーが捕らえられ残った者達で水面下の活動をしている。
常識を超えた勘の良さを持っており、行動決定は彼女の情報が元になっている。(テレパシストの類であるようだ)
優しい心の持ち主だが、そのぶん臆病で同じ反発組織のメンバーであるデューイの傍から片時も離れない。
しかし、気丈さと儚さが同居したような不思議な印象を与えられる。
反発組織に入る以前のことは不明。
■デューイ・グレイスアロウ 男 /20歳
深い黒の髪に、鋭い薄氷の瞳。
反発組織に戦士として身を寄せている青年で、計り知れないほどの戦闘能力を持つ。
真面目で融通がきかない性格。
見知らぬ人間に対しての警戒心が強く簡単には心を開けないせいか、カーヤとは反りが合わない。
また、暴走するとどうにもならないため、実際のところはルチアが歯止め役になっている。
気を許した仲間には義理堅く面倒見が良いので、反発組織では中核を担う。
ルチアの事は、妹のように思っているようだ。
■ノクトルパス・オーネイ 男 /25歳
幻想的な青銀の長い髪に赤い瞳。全身黒づくめの服を着た記憶喪失の男。
その表情はいつもどこか寂しげである。
おっとりしているというよりは、ぼーっとしているという表現の方が正しく所在無いといった雰囲気。しかし遺跡に関する知識は豊富で「人が変わったように」明晰になる。
彼もまた居候暮らしを強いられているが、自分が何をどうしているかという事にはまったく頓着していない。
街中の決まった場所を何度もウロウロしていたりして、実際は何か分かっていて動いているようにも見える。